はじめに|“本が読める”って、心の余白のサインかもしれない
中学生の頃から、私は読書が大好きでした。でも、結婚し、子育てをし、日々の生活に追われるようになると、「本を読みたいのに時間がない」と感じる日が増えました。
そんな忙しい毎日の中、ふと本を手に取れたとき──「今の自分、ちょっと落ち着いてるかも」と気づいたのです。
読書って、ただ物語を楽しむだけでなく、自分の心の声を聞くための“心のチューニング”なのかもしれません。今回は、そんな私が心から癒された10冊の本を、体験談とともにご紹介します📚
📚心を整えてくれたおすすめ本10選
1. 阪急電車(有川浩)
何でもない日常が、どうしてこんなにも胸に沁みるんだろう。
阪急電車の車内で交差する人々の、ささやかだけど確かな人生模様。読むたびに、知らない誰かのやさしさや葛藤に心がふわっとほどけていくんです。
「人って、やっぱりいいな」──読後にそっとつぶやきたくなるような、私にとって読書の原点みたいな一冊。
2. 推し、燃ゆ(宇佐見りん)
“推しがいる”って、ここまで人を動かすんだ。
最初は話題になっていたから、軽い気持ちで手に取ったこの本。でも読み進めるうちに、ページをめくるたび「わかる…わかる…!」って、心の中で何度もうなずいてた。
“推し”って救いであり、依存であり、そして希望で。あの痛々しいまでに真っ直ぐな愛に、私は完全にやられました。
3. 成瀬は天下を取りにいく(宮島未奈)
成瀬って、何でこんなに魅力的なんだろう。
一言で言えば、ちょっと変わってる。でも、それがすごくいい。成瀬は他人の目なんか気にせず、「自分が決めたこと」をまっすぐ貫く。
その姿に「私もこうありたいな」って、自然に思わせてくれる。気づけば、私も立派な“成瀬推し”になっていました。
4. 成瀬は信じた道をいく(宮島未奈)
また、あの成瀬に会えるなんて──それだけで胸がいっぱい。
前作の余韻がまだ残っているうちに続編を読んで、うれしさで泣きそうになったのを覚えてます。少し大人になったけど、変わらず芯が通っていて、ぶれない成瀬。
「彼女の生き様を、これからもずっと見届けたい」って、本気で思わせてくれました。
5. むらさきのスカートの女(今村夏子)
ぞくっとするのに、なぜか目が離せない。
“むらさきのスカートの女”を観察する、ちょっと不気味な視点。でも気づけば、私も彼女を観察している“誰か”になっていて……。
何が現実で、何が狂気なのか。読後に静かに残るざらっとした余韻が忘れられません。怖いのに美しい、奇妙な名作です。
6. さみしい夜にはペンを持て(古賀史健)
日記を書くことが、こんなに心を癒してくれるなんて。
本の中に出てくる「タコくん」に背中を押されて、私も日記を始めました。
何かあった日も、なかった日も、ただ思いを書くだけで心が軽くなる。
「今日の私は、ちゃんと私だったな」って思えるようになったのは、この本のおかげです。
7. ちびちびうさまる ふわふわがだいすき(せきちさと)
もう、かわいすぎて…泣けた。
うさまるが大好きで、LINEスタンプも全部持ってる私にとって、この絵本は宝物みたいな存在。
赤ちゃん時代のうさまるが、ずっとふわふわしていて、かわいくて。ページをめくるたび「幸せだなあ」って言葉がポロっと出てきました。
絵本って、大人の心にもやさしく届くんですね。
8. スマホ脳(アンデシュ・ハンセン)
スマホ、手放せない…そんな私の生活を変えた一冊。
正直、この本を読むまでは「ちょっとスマホ使いすぎてるかも」くらいにしか思ってなかった。でも、脳の仕組みや歴史から見た“スマホ依存”の話が衝撃的で…。
読み終わった瞬間、スクリーンタイムの設定を見直しました。今でも定期的に読み返して、自分をリセットしてます。
9. 時間術大全 人生が本当に変わる「87の時間ワザ」(ジェイク・ナップ)
忙しくて、余裕がない。そんな時に出会った“希望の本”。
「全部やろう」と思わなくていい。
この本は、今の私に必要な“ちょっとだけ時間を整えるヒント”をくれました。
実際に取り入れたのは数個。でもそれだけで、「私の時間」に少しずつ余白が生まれてきたんです。
10. 嫌われる勇気(岸見一郎・古賀史健)
「人間関係に疲れた…」そんな私に革命を起こした。
この本に出会ったのは、人生で一番しんどかった時期。人と関わるのがしんどくて、家にいるのに心が休まらない…。
そんな時に“悩みはすべて人間関係”という言葉が、私の脳天にズドンと響いて。「あ、私、今まで無理してたんだな」と気づけた。
それ以来、何度も読み返してる私の人生バイブルです。
📖読書という習慣が、心を整えてくれる理由
忙しくて読めないとき、それは心の余裕がないサインかもしれません。でも、逆に「本が読めた」というときは、あなたの心に小さな余白が生まれている証拠。
読書は、静かに、でも確実に、心の中を整えてくれます。1日5分でも、1ページでも──あなたの“今”にぴったりの本に出会えたら、それだけで一歩前に進める気がするのです。
❓よくある質問(FAQ)
Q1. 忙しい主婦でも読書時間をつくるコツは?
A. 朝の5分、寝る前の10分など、スキマ時間を「読書タイム」と決めておくと習慣化しやすくなります。
Q2. 短時間で読めるおすすめのジャンルは?
A. エッセイや短編集、絵本などがおすすめです。気負わず読めて、すぐに心がほぐれます。
Q3. スマホに依存してしまって読書が進まないときは?
A. 「スマホ脳」などスマホ依存に関する本を読むことで、客観的に自分の状態を見直すきっかけになります。
Q4. 読んだ本の内容を忘れてしまうのですが…
A. 読書ノートをつけたり、SNSで感想をつぶやくことで記憶に残りやすくなります。
Q5. 精神的に落ち込んでいるときでも読める本は?
A. 「ちびちびうさまる」などの絵本や、「阪急電車」のようにやさしい物語がおすすめです。
Q6. 自分に合う本をどう選べばいい?
A. 「最近の気分」や「悩み」に寄り添ってくれそうなタイトル・ジャンルから選ぶのがコツです。
✨おわりに|“読めた自分”を褒めてあげて
本を開けた自分、それだけで一歩前に進んだ証です。
読書は心のメンテナンス。今日のあなたが、ちょっとでも楽になれる一冊と出会えますように。
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